遥かなる時代へ:古代日本を紐解く②

 『古事記』や『日本書紀』に記された神話は、国づくりや文化の起源を語る物語として、時代を超えた魅力を放ちます。ヤマト政権の成立や古墳文化の広がりといった歴史的な転換点には、多くの未解明な部分が残り、学者や歴史愛好家の好奇心を刺激します。また、飛鳥時代の仏教伝来や律令制度の確立は、日本が外来文化をどのように受容し、独自の文化を形成してきたかを物語っています。
 さらに、巨大な古墳や埴輪の存在、出土する遺物には、古代人の価値観や生活への手がかりが秘められており、解明の余地が無限に広がっています。古代史は、知的冒険と想像力の旅路を楽しませてくれる、終わりのない謎解きの舞台です。日本古代史書籍紹介の第2弾。